雨の日のノート

湿ってて書きづらいあれ

JOL2022-5

問題

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解答

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解説

nranが多い!!!!!みんな思った.落ち着こう.まず63, 64, 66, 67, 68, 69で主語と最後の単語が対応してそうなのはすぐにわかる.あと65, 73からjorri「見る」66, 67, 71からta「叩く」だよね.69の歌は多分nranじゃないし文頭に動詞来ないだろうしhon「歌う」っしょ.残りの「食べる」は文頭じゃなくてnranじゃないやつを63, 64, 70, 72に共通するのを見つけるとなんかeとhoの2つ出てきた.キレ.まあこれで「エビ」「タロイモ」「鳥」「パン」とかはもうnranじゃないやつだろってわかったことにします.70で「肉」どこに消えた???ってなるけどとりあえず気にしない.nranまさか「肉」にもなったりする?え,実はnran moghiで「エビ」だったりする?????そんなことはないと信じて進めます.語頭のrri, uはそれぞれ「彼らが(=主語が三人称複数)」「私が」だから語頭のnranも「彼が(=主語が三人称単数)」なんだろうな.語頭のnran解決!あとのnran何???まだ考えてない要素は時制だな.「以前」か「今」かの要素,「〜している/た」か「〜した」かの要素の2つに分けられそう.そこでそれぞれ文の横に印つけます.(つけた印:キュウリ君 on Twitter: "… ")そしたらなんか動詞の前にnranあるやつは「〜している/た」でないやつは「〜した」であることがめでたく判明!じゃあ後ろのnranは誰だってんだよ?????moghi「エビ」とかtan「タロイモ」の後にたくさんあるしそういうのはA nranで「Aを」?試してみよう!あ〜〜〜nran残ったやつ全部「以前」表すかと思ったら69番で引っかかった……あっじゃあ逆にもしかしてnran Aで「Aが」だったりする?!試してみたらきれいにまだnran残ってるやつが「以前」で残ってないやつが「今」だった!「食べる」が目的語取らないと「肉を食べる」ってことになると考えるばいいんだと思う.eとhoが残ってたね.文見比べると「私」が関連してるときはe, 他はhoを使うっぽいね.あとはちなみにちなんで「彼らのおじ」と「私のおじ」があって「私の」が-ròらしいから65の最後の語が多分「私を」だね.78に-nrinあるけど67にnrin「彼を」があるからこれは「彼の」って意味なんだね.終わり.

JOL2022-4

まだ結果わかってないけど記憶の新しいうちに.
→この問題は満点でした.

問題

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解答

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解説

なんか祖母のところにambujeって書いてある.そしたら説明に

atati jua amao
amao jua atati
atati jua atati
amao jua amao

とか4つ書いてある.
ここでエスパー発動!!!祖母の説明なんか[A/B] jua [A/B]とか書いてあるってことはこれ祖父母って意味で説明文は「母/父の母/父」なのでは???あとjuaはやたらたくさん出てくるし「〜の」なんだろうな,「A jua B」が「AのB」なのか「BのA」なのか知らんけど
また家系図を見てみると丸のところにamaoとある.まあ母じゃなくておばだけどそんなこともある.てことはamaoが「母(とかおば)」でatatiが「父(まあこっちもおじとか含んでくるんだろうな)」と考えて良さそう.
そしてamaoとatatiの説明文を見てみる.

母 "cemwali jua 母"

お前「母の姉妹」だろ!!!(勘)だとすると「A jua B」は「BのA」.そう決め打ちして他当たってみると

父 vakongwe "姉妹 jua 父"

「父 vakongwe」は「父の姉妹」なのか〜.
あとamaoがamaoの姉妹含むならatatiも兄弟姉妹含んでそう.姉妹はatati vakongweだったとして

父 "acimweni jua 父"

これは「父:父の兄弟」なんだろうな.
ここで祖父母と親,兄弟姉妹の単語が分かったから説明に出てくる単語がだいたい埋まる.埋めてみると

akwelume "acimweni jua 母"

とakwelumeが「母の兄弟」だと分かった.
atatiとかの他の説明見てみよ〜っと.

父 "mwanache vandu jua 母の母の兄弟/母の父の姉妹"
母 "mwanache vakongwe jua 父の父の姉妹/父の母の兄弟"

前半のわかってない部分はそれぞれ「息子/娘」とすると辻褄が合う.「男の子」と「女の子」ってことでvanduが「男」でvakongweが「女」,mwanacheが「子」なんでしょどうせ.あっじゃあatati akongweって「女の父」ってことなのか.じゃあもうこれから「父女」って書きます.逆にakwelumeは「母男」って書きます.これでのこり全部読める.

アラビア語 Lesson 1

ついでに現代ヘブライ語も同時にやっちゃおくらいの意図しかないです

フスハー(正則語) 文法 文法復習コース 01 人称代名詞

Step1: 人称代名詞:独立人称代名詞

1. 独立人称代名詞

אני ani أنا ʔanaa
אנחנו anákhnu نحن nakhnu 私たち
אתה ata أنت ʔanta 貴男
את at أنت ʔanti 貴女
אתם(m.)/אתן(f.) atem(m.)/aten(f.) أبتم ʔantum あなたたち
הוא hu هو huwa
היא hi هي hiya 彼女
הם(m.)/הן(f.) hem(m.)/hen(f.) هم hum 彼ら

2. 「私は〜の出身です」

מ- mi-(me-) من min 〜から
איפה éyfo أين ʔayin どこ
מאין me'áyin من أين min ʔayna どこから

私は東京の出身です。
أنا من طوكيو. ʔanaa min Tuukiyuu.
אני מטוקיו. ani mi-tokyo.

貴男はどこの出身ですか。
من أين أنت؟ min ʔayna ʔanta?
מאין אתה? me'áyin ata?

私は日本からです。
أنا من اليابان. ʔanaa min al-yaabaan(-i).
אני מיפן. ani mi-yapan.

3. 丁寧な「あなた」

מי mi من man

حضرتは見つかるまで探すの面倒だった()

どちらさまですか。
من حضرتك؟ ... أنا تاكيشي. man khaDrat-u-ka? ... ʔanaa taakiishii.
מי אתה? ... אני טקשי. mi ata? ... ani takeshi.

Step2: 人称代名詞:接尾代名詞

1. 接尾代名詞

-י -i ـي -ii
-נו -nu ـنا -naa 私たち
-ך -kha ـك -ka 貴男
-ך -kh ـك -ki 貴女
-כם(m.)/-כן(f.) -khem(m.)/-khen(f.) ـكم -kum あなたたち
-ו -o ـه -hu
-ה -a ـها -haa 彼女
-הם(m.)/-הן(f.) -hem(m.)/-hen(f.) ـهم -hum 彼ら

2. ご機嫌いかがですか

パス!w 単語レベルでヘブライ語にあわせてみる けど冠詞ってどう使うんスカ❓

ご機嫌いかがですか
מה שלומך/שלומכם/שלומכן? ma shlomekh/shlomkha/shlomkhem/shlomkhen?
ما سلامك/سلامكم؟ maa salaamka/salaamki/salaamkum?

3. 「〜の名前は……です」

מה ma ما maa
שם shem اسم ism 名前

私の名前,貴男の名前,貴女の名前,彼の名前,彼女の名前
اسمي، اسمك، اسمك، اسمه، اسمها ism-ii, ism-ka, ism-ki, ism-u-hu, ism-u-haa
שמי, שמך, שמך, שמו, שמה shmi, shimkha, shmekh, shmo, shma

貴女の名前は何ですか。
ما اسمك؟ ma sm-u-ki?
מה שמך? ma shmekh?

私の名前はサーラです。
اسمي سارة. ism-ii saara.
שמי שרה. shmi sara.

Step3: 人称代名詞:「すみません」「お願いします」「ありがとう」

慣用表現は,知らん❗w

中3古文

今年教員も文章も違うかもしれんけど乗っけときます

 

単語

よろづ いろいろな、さまざまな

あやしがる 不思議に思う

あやし 不思議だ

いと とても

うつくし (小さくて)かわいらしい

ゐる 座る

限りなし 際限がない

ようよう だんだん

よし (すばらしい、よい、)ちょうどよい、都合がよい

よし>よろし>わろし>あし

いつく 大切にする

かたち (形態、姿、)容姿、見た目

けそうなり はっきりしている、際立っている

世になし 比類ない、またとない

心地 気持ち、気分

久し し続けるのが長い

遊ぶ 狩り・宴会をする、詩歌や楽器を弾く(、遊戯する)

うけきらふ 分け隔てする

かしこし

畏し 恐ろしい、怖い、畏れ多い、もったいない

賢し 利口だ、優れている、好都合だ、(副詞的に)はな

   はだ、非常に

あてなり(貴なり) 上品だ

いやし(賤し) 下品だ

見る (見る、)対面する、会う、夫婦になる

音 うわさ、評判

めづ ほめる、愛する

まどふ 惑う、心を乱す

物ともせず 考えもしない、気にもとめない

ありく(歩く) 歩き回る、出回る

しるし(験) (ご利益、)効果、意味

おろかなり(疎なり) いい加減だ、おろそかだ

よしなし(由なし) 理由がない、無駄だ

なほ やはり、依然として

色好み 好色な

かひ(甲斐) 効果、効き目

やる 送る、届ける

おこす 送ってくる、よこす

かひなし どうしようもない

さはる(障る) 差し支える、妨げられる

あながちなり 無闇だ、一途だ

こくら 多くの、非常に、これほどの

門広し 一族が繁盛する

なんでふ どうして(反語)

あだ心 変わりやすい心、浮気な心

ひとし 等しい

ゆかし 心がひかれる、見たい ※シク活用

例 (先例、例、)いつもの、普段の

忝けなし(かたじ-) もったいない、恐れ多い

物す そうする(遠回しに(目上の人の)動作を表す)

かしこまる 恐れ敬う、恐縮する(≒忝けなし)

理なり 道理である

もろこし 中国

とまれかくまれ とにかく

上達部(かんだちめ) なんかえらいひと

おいらかなり 穏やかだ、落ち着いている

天竺(てんじく) インドの方、仏教の聖地

したく 支度、準備、用意

賓頭盧(びんづる) 仏像

ひた- ひたすら〜、まったく〜(ひた黒に→真っ黒に)

文 文書、手紙

返し 返事、返歌

頼む 頼りにする、あてにする

かかづらふ 関係する、こだわる、まとわりつく

おもなし(面無し) 面目が立たない、恥ずかしい、

    恥知らずだ、厚かまし

包む はばかる、慎む

さのみ そのまま

打ち出づ 声に出す

契り 前世からの因縁

さる 避ける

いみじ ひどい(とても)

なでふ どんな

ならふ 慣れ親しむ、習慣になる

ののしる 評判が立つ、大声を立てる

心ばへ 性格、気立て

あてやかなり 上品だ、高貴だ(cf. あてなり)

仰せ言(おほせごと) 帝のお言葉

をり 存在する、座っている(ゐる+あり)

築地 土塀

露 ほんのちょっとの、少しの

  (打消が続いて)全然、少しも

さ そいつ、それ

ここら 多数

おほやけ人 宮廷人

まさなし 見苦しい、外聞が悪い、

     よくない、不都合だ

ありつる 以前の

くちをし(シク) がっかりだ、残念だ

顧みる 振り返る(物理的)、世話・面倒を見る(他人)

    回想する(心理的+)、心残り、懸念(心理的-)

〜ごろ いくつかの〜(日ごろ→数日)

けうらなり 最上級に美しい

うるはし(シク) 立派だ、見事だ、端正だ、整っている

さかし(シク) 賢い、上手である、気が利く、

       判断力がある、気丈だ

念ず 祈念する、祈る、こらえる、我慢する

まもる(目守る) 目を離さず見つめる、世話をする

清らなり →けうらなり

具す(サ変) 備える、揃う、人を引き連れる

羅蓋 薄絹の傘

をさなし 幼少である、子供っぽい、未熟だ

功徳 (仏教的な)善行

そこら 多くの

片時 短い間

あたふ できる、理に適っている

きたなし (衛生的に)汚い、(宗教的に)穢い

格子 上半分下半分で開くやつ

ここ 私

ゐる(率る) 引き連れる

本意(ホイ) 本来の意志、かねてからの目的

心もとなし 不安だ、気がかりだ、待ち遠しい、

      じれったい、はっきりしない

おほやけ 朝廷、政府、天皇中宮

宮仕へ 宮中や貴族の邸に仕えること

煩はし うっとうしい、面倒だ

なめげなり 無礼だ、無作法だ

今は 別れや死に際など「もう最後だ」というとき

あはれ しみじみと感じ入るさま

いとほし かわいそうだ、気の毒だ

かなし 愛しい、愛おしい、慕わしい

何せむに 何のために

やがて そのまま、すぐに

遊び 詩歌や管弦の楽しみ

はつ 終わる、済む

年ごろ 長年(年+ごろで「数年」にも)

飽く 満足する、(度が過ぎて)飽きる

わびし つらい、ものさびしい

山の端、山際 山の端でギリギリ山の部分、

       山じゃない部分

思ほゆ 思われる

愛づ ほめる、賞賛する

影 光、光に照らされた姿、影

そのかみ その当時

ひねもす 昼間ずっと

夜もすがら 夜間ずっと

かたゐ(片居) 馬鹿

うるはし 形が整って美しい

心やり 慰め、気晴らし

〜とはなしに 〜することもなく、無駄に

言ふかひなし どうしようもない

破る 壊れる

たより 頼りとするもの、手紙、音信、機会、ついで

つらし 心苦しい、薄情だ、不人情だ

とく 早く

 

助詞

つつ 接続助詞、連用形接続

   ①反復②継続

に 接続助詞、連体形接続

  ①逆説の確定条件②単純な接続③順接の確定条件

ばかり 副助詞、種々の語に接続

    ①程度

にて 格助詞、体言・連体形接続

   ①場所・時間②手段③原因・理由④資格・状態

から 格助詞、体言・連体形接続

   ①起点

てしがな 終助詞、連用形接続

     ①自己の願望

だに 副助詞、体言・助詞・連体形接続

   ①〈意志・願望・命令が続いて〉最小限の限定

   ②類推

ものを 接続助詞、連体形接続

    ①逆接の確定条件

ては 接続助詞、連用形接続

   ①順接の確定条件

かな 終助詞、体言・連体形接続

   ①詠嘆

とも 接続助詞、終止形接続

   ①逆説の仮定条件

かし 終助詞、文末に接続

   ①念押し

で 接続助詞、未然形接続

  ①打消接続

を 接続助詞、連体形接続

  ①逆接の確定条件

の 格助詞、体言・連体形接続

  ①主格②属格③同格

して 格助詞

   ①手段

なむ 接続助詞、未然形接続

   ①他者への願望

 

敬語

給ふ 補助動詞(尊敬語)

奉る 補助動詞(謙譲語)

侍り 補助動詞(丁寧語)

 

奉る 食べる、飲む、着る(尊敬語)

侍り おそばに控える、伺候する(謙譲語)

 

おわす/おわします いる(尊敬語)

いますかり いる(尊敬語)

います 行く、来る(尊敬語)

おぼす(思す) 考える、思う(尊敬語)

たぶ/賜ふ 与える、やる(尊敬語)

のたまふ 言う(尊敬語)

聞し召す 聞く、食べる、飲む、治める(尊敬語)

つかわす 使う、やる(派遣する)(尊敬語)

召す 召喚する、招集する(尊敬語)

聞ゆ 言う(謙譲語)

承る 聞く(謙譲語)

仕うまつる 仕える(謙譲語)

賜はる もらう(謙譲語)

奉る あげる(謙譲語)

参らす あげる(謙譲語)

まかる (場所への敬意)(尊いところから離れて)行く

    (謙譲語か丁寧語か)

まうでく (場所への敬意)(尊いところへと)来る

     (謙譲語か丁寧語か)

奏す 帝、上皇に申し上げる

啓す 中宮皇后、東宮皇太子に申し上げる

 

呼応の副詞

な+連用形+そ(サ変カ変未然形) 〜するな(軽い禁止)

え+未然形+打消 とても〜できない

露+未然形+打消 少しも〜ない

よも+未然形+じ まさか〜まい

さらに+未然形+打消 全然〜ない

 

その他

いかで〈意志、命令、願望が続いて〉どうにかして〜

   〈推量・疑問が続いて〉どうして、どうやって

指示語 かく→この さ→その

に+助詞+あり 「に」は断定の助動詞の連用形

        全体で断定の「なり」の意味

や/か+は 反語になりやすい

月の異名

睦月  むつき  文月  ふみづき

如月  きさらぎ 葉月  はづき

弥生  やよい  長月  ながつき

卯月  うづき  神無月 かんなづき

皐月  さつき  霜月  しもつき

水無月 みなづき 師走  しわす

十二支の時刻表現

0から始まって2n時を真ん中に前後1時間ずつを表す

例:子の時→23時〜1時ごろ

 

読解的部分

露 空から降って神が葉に置いていると考えられた

十五日 太陰暦なので満月の日

長き契り 地上でずっと翁と暮らす因縁のこと

月と地上の差 

月地上

歳を取らず美しい歳を取り醜くいずれ死ぬ

思ふことなし思ふこと=感情あり

言霊 あんなに天人をあんなこんなしてやるぞと言っ

   ていた翁が、名前で呼ばれて名前が知られてい

   る=支配されているとわかった途端敬語まで使

   うようになる

ぬぎ置くきぬ 地上の社会の象徴

天の羽衣 天人の必須物

きぬ着せつる人は心異になり 物思ひなくなりにけり

逢ふ事も涙に 無み「ないので」と掛詞

ふしの山 富士(つはものどもあまた)、(煙が)不尽

むまのはなむけ 船で行くのに馬の鼻向け

あざる 海の近くで戯り、塩があるのに鯘る(腐る)

千年や過ぎにけむ 千年生きる松がなくなっている

IOL2003-2 Arabic Arithmetic解説

問題

原題と解答(英語)はこちら:

https://ioling.org/booklets/iol-2003-indiv-prob.en.pdf#page=2 (問題)

https://ioling.org/booklets/iol-2003-indiv-sol.en.pdf (解答)

下にエジプトアラビア語で書かれた数式がある.数式に現れる数は全て分数であり,かつ24/35を除いて分母も分子も10以下であり,さらに分母は1ではない.

tumn + tumnEn = talatt itmAn (1)

sabaqt itlAt + suds = qacart irbAq (2)

tusqEn + tusq = sudsEn (3)

xamast ixmAs + subq = tamant isbAq (4)

subqEn + xumsEn = 24/35 (5)

注:問題文の数式を書き写す上で,写しやすさのために表記を変えた箇所がある.

問1. 上の数式をアラビア数字(0, 1, 2, ...)を使って書け.

問2. 等式 rubq + qacart itsAq = sabaqt isdAs には記号が一つ欠けている.その記号を答えよ.

解答

問1.

1/8 + 2/8 = 3/8

7/3 + 1/6 = 4/10

1/9 + 2/9 = 2/6

5/5 + 1/7 = 8/7

2/7 + 2/5 = 24/35

問2. 左辺に根号をつけると等式が成立する.

√(1/4 + 10/9) = 7/6

解説

解くのに使った前提知識(アラビア語の知識使ってるのカス)

アラビア語(やヘブライ語など,セム語族の言語)の単語は子音3つ(たまに2つ)が中心的な意味を持っている.

アラビア語(などのセム語族の言語)には単数形(1つ)・双数形(2つ)・複数形(3つ以上)がある.

英語でおなじみの単数形・複数形の他に双数形を持つ言語があるっていうのは知っておいていいと思います.

少し作業をスキップできるだけで,上記の知識がなくても当然解けるように問題は作られています.ただ,上二つは言語オタクには割と有名なのでこの解説でも前提知識としてしまいます.

解き方

まず語根(意味の中心となる子音3つ;分数なのでつまり「数」っぽい)を列挙する.

子音が3つだけの語:

tumn, itmAn, itlAt, suds, irbAq, tusq, ixmAs, subq, isbAq

ここから語根tmn, tlt, sds, rbq, tsq, xms, sbqを得る.

子音が4つある語:

tumnEn, talatt, sabaqt, qacart, tusqEn, sudsEn, xamast, tamant, subqEn, xumsEn

ここでtumnEn, talatt, sabaqt, tusqEn, sudsEn, xamast, tamant, subqEn, xumsEnは先ほど得た語根tmn, tlt, sbq, tsq, sds, xmsを含んでいるように見えるので,最後の子音-tと-nが語根に関係ないとわかる.よって新たに語根qcrを得る.

語根CCCにどんな音が加わって語になっているかも列挙すると,CuCC, CuCCEn, CaCaCt, iCCACがあった.

ここで具体的な数が出てくる(5)の式を考える.

subqEn + xumsEn = 24/35 (5)

ここでエスパーします(カス)

2/5 + 2/7 = 24/35

CCCが数nを表すとしてCuCCEnが双数形の2/nを表すらしい.またCuCCは単独で現れるので単数形1/nっぽい.さらに残り2つは常にCaCaCt iCCACの形でセットで現れるので,どっちかが分母でどっちかが分子(≧3)っぽい(分子を3以上に絞れるのは1か2だったらCuCC, CuCCEnで表すことができるから).ということで(sbq, xms)が(5, 7)を表すことがわかる(どちらがどちらかはわからない).

今度は(1)の式を見てみよう.左辺の分母が両方ともtmnで右辺にもtmnが出てくるのでこれが分母だとうれしいな〜と思いながらCaCaCtが分子,iCCACが分母複数形3, 4, 5,.../nと決め打ちする.進めていって矛盾出てきたら戻ればいいだけ.すると式は

1/tmn + 2/tmn = tlt/tmn

となるので,tlt = 3が得られた.

次は(3), (4)を見る.

tusqEn + tusq = sudsEn (3)

xamast ixmAs + subq = tamant isbAq (4)

分数の形に直す.

2/tsq + 1/tsq = 2/sds

つまり3/tsq = 2/sds

xms/xms + 1/sbq = tmn/sbq

つまり1 + 1/sbq = (sbq + 1)/sbq = tmn/sbq

つまり,tsq : sds = 3 : 2,tmn = sbq + 1とわかった.つまり,sbq, xms, tmnはどれかが決まれば全部決まる.

最後に(2)で試しまくる.

sabaqt itlAt + suds = qacart irbAq (2)

分数の形に直す.

sbq/3 + 1/sds = qcr/rbq

まずsbq = 5としてsdsに2, 4, 8, 9, 10を代入する(3は決まってる,sds = 5ならtmn = 6, xms = 7が決まるので除外).どうしても既約の状態で分母と分子のどちらかが10より大きくなってしまうのでsbqは5ではない.

今度はsbq = 7として,sdsに2, 4, 6, 9, 10を代入する.2/3 = 4/6 = 6/9のように値が等しいものも考えると,次の式が成り立った.

7/3 + 1/6 = 10/4

よってsbq = 7, sds = 6, qcr = 10, rbq = 4, xms = 5, tmn = 8(この2つはsbqが決まると一緒に決まるもの), tsq = 9(tsq : sds = 3 : 2より)となり,数が全て得られた.