雨の日のノート

湿ってて書きづらいあれ

中3古文

今年教員も文章も違うかもしれんけど乗っけときます

 

単語

よろづ いろいろな、さまざまな

あやしがる 不思議に思う

あやし 不思議だ

いと とても

うつくし (小さくて)かわいらしい

ゐる 座る

限りなし 際限がない

ようよう だんだん

よし (すばらしい、よい、)ちょうどよい、都合がよい

よし>よろし>わろし>あし

いつく 大切にする

かたち (形態、姿、)容姿、見た目

けそうなり はっきりしている、際立っている

世になし 比類ない、またとない

心地 気持ち、気分

久し し続けるのが長い

遊ぶ 狩り・宴会をする、詩歌や楽器を弾く(、遊戯する)

うけきらふ 分け隔てする

かしこし

畏し 恐ろしい、怖い、畏れ多い、もったいない

賢し 利口だ、優れている、好都合だ、(副詞的に)はな

   はだ、非常に

あてなり(貴なり) 上品だ

いやし(賤し) 下品だ

見る (見る、)対面する、会う、夫婦になる

音 うわさ、評判

めづ ほめる、愛する

まどふ 惑う、心を乱す

物ともせず 考えもしない、気にもとめない

ありく(歩く) 歩き回る、出回る

しるし(験) (ご利益、)効果、意味

おろかなり(疎なり) いい加減だ、おろそかだ

よしなし(由なし) 理由がない、無駄だ

なほ やはり、依然として

色好み 好色な

かひ(甲斐) 効果、効き目

やる 送る、届ける

おこす 送ってくる、よこす

かひなし どうしようもない

さはる(障る) 差し支える、妨げられる

あながちなり 無闇だ、一途だ

こくら 多くの、非常に、これほどの

門広し 一族が繁盛する

なんでふ どうして(反語)

あだ心 変わりやすい心、浮気な心

ひとし 等しい

ゆかし 心がひかれる、見たい ※シク活用

例 (先例、例、)いつもの、普段の

忝けなし(かたじ-) もったいない、恐れ多い

物す そうする(遠回しに(目上の人の)動作を表す)

かしこまる 恐れ敬う、恐縮する(≒忝けなし)

理なり 道理である

もろこし 中国

とまれかくまれ とにかく

上達部(かんだちめ) なんかえらいひと

おいらかなり 穏やかだ、落ち着いている

天竺(てんじく) インドの方、仏教の聖地

したく 支度、準備、用意

賓頭盧(びんづる) 仏像

ひた- ひたすら〜、まったく〜(ひた黒に→真っ黒に)

文 文書、手紙

返し 返事、返歌

頼む 頼りにする、あてにする

かかづらふ 関係する、こだわる、まとわりつく

おもなし(面無し) 面目が立たない、恥ずかしい、

    恥知らずだ、厚かまし

包む はばかる、慎む

さのみ そのまま

打ち出づ 声に出す

契り 前世からの因縁

さる 避ける

いみじ ひどい(とても)

なでふ どんな

ならふ 慣れ親しむ、習慣になる

ののしる 評判が立つ、大声を立てる

心ばへ 性格、気立て

あてやかなり 上品だ、高貴だ(cf. あてなり)

仰せ言(おほせごと) 帝のお言葉

をり 存在する、座っている(ゐる+あり)

築地 土塀

露 ほんのちょっとの、少しの

  (打消が続いて)全然、少しも

さ そいつ、それ

ここら 多数

おほやけ人 宮廷人

まさなし 見苦しい、外聞が悪い、

     よくない、不都合だ

ありつる 以前の

くちをし(シク) がっかりだ、残念だ

顧みる 振り返る(物理的)、世話・面倒を見る(他人)

    回想する(心理的+)、心残り、懸念(心理的-)

〜ごろ いくつかの〜(日ごろ→数日)

けうらなり 最上級に美しい

うるはし(シク) 立派だ、見事だ、端正だ、整っている

さかし(シク) 賢い、上手である、気が利く、

       判断力がある、気丈だ

念ず 祈念する、祈る、こらえる、我慢する

まもる(目守る) 目を離さず見つめる、世話をする

清らなり →けうらなり

具す(サ変) 備える、揃う、人を引き連れる

羅蓋 薄絹の傘

をさなし 幼少である、子供っぽい、未熟だ

功徳 (仏教的な)善行

そこら 多くの

片時 短い間

あたふ できる、理に適っている

きたなし (衛生的に)汚い、(宗教的に)穢い

格子 上半分下半分で開くやつ

ここ 私

ゐる(率る) 引き連れる

本意(ホイ) 本来の意志、かねてからの目的

心もとなし 不安だ、気がかりだ、待ち遠しい、

      じれったい、はっきりしない

おほやけ 朝廷、政府、天皇中宮

宮仕へ 宮中や貴族の邸に仕えること

煩はし うっとうしい、面倒だ

なめげなり 無礼だ、無作法だ

今は 別れや死に際など「もう最後だ」というとき

あはれ しみじみと感じ入るさま

いとほし かわいそうだ、気の毒だ

かなし 愛しい、愛おしい、慕わしい

何せむに 何のために

やがて そのまま、すぐに

遊び 詩歌や管弦の楽しみ

はつ 終わる、済む

年ごろ 長年(年+ごろで「数年」にも)

飽く 満足する、(度が過ぎて)飽きる

わびし つらい、ものさびしい

山の端、山際 山の端でギリギリ山の部分、

       山じゃない部分

思ほゆ 思われる

愛づ ほめる、賞賛する

影 光、光に照らされた姿、影

そのかみ その当時

ひねもす 昼間ずっと

夜もすがら 夜間ずっと

かたゐ(片居) 馬鹿

うるはし 形が整って美しい

心やり 慰め、気晴らし

〜とはなしに 〜することもなく、無駄に

言ふかひなし どうしようもない

破る 壊れる

たより 頼りとするもの、手紙、音信、機会、ついで

つらし 心苦しい、薄情だ、不人情だ

とく 早く

 

助詞

つつ 接続助詞、連用形接続

   ①反復②継続

に 接続助詞、連体形接続

  ①逆説の確定条件②単純な接続③順接の確定条件

ばかり 副助詞、種々の語に接続

    ①程度

にて 格助詞、体言・連体形接続

   ①場所・時間②手段③原因・理由④資格・状態

から 格助詞、体言・連体形接続

   ①起点

てしがな 終助詞、連用形接続

     ①自己の願望

だに 副助詞、体言・助詞・連体形接続

   ①〈意志・願望・命令が続いて〉最小限の限定

   ②類推

ものを 接続助詞、連体形接続

    ①逆接の確定条件

ては 接続助詞、連用形接続

   ①順接の確定条件

かな 終助詞、体言・連体形接続

   ①詠嘆

とも 接続助詞、終止形接続

   ①逆説の仮定条件

かし 終助詞、文末に接続

   ①念押し

で 接続助詞、未然形接続

  ①打消接続

を 接続助詞、連体形接続

  ①逆接の確定条件

の 格助詞、体言・連体形接続

  ①主格②属格③同格

して 格助詞

   ①手段

なむ 接続助詞、未然形接続

   ①他者への願望

 

敬語

給ふ 補助動詞(尊敬語)

奉る 補助動詞(謙譲語)

侍り 補助動詞(丁寧語)

 

奉る 食べる、飲む、着る(尊敬語)

侍り おそばに控える、伺候する(謙譲語)

 

おわす/おわします いる(尊敬語)

いますかり いる(尊敬語)

います 行く、来る(尊敬語)

おぼす(思す) 考える、思う(尊敬語)

たぶ/賜ふ 与える、やる(尊敬語)

のたまふ 言う(尊敬語)

聞し召す 聞く、食べる、飲む、治める(尊敬語)

つかわす 使う、やる(派遣する)(尊敬語)

召す 召喚する、招集する(尊敬語)

聞ゆ 言う(謙譲語)

承る 聞く(謙譲語)

仕うまつる 仕える(謙譲語)

賜はる もらう(謙譲語)

奉る あげる(謙譲語)

参らす あげる(謙譲語)

まかる (場所への敬意)(尊いところから離れて)行く

    (謙譲語か丁寧語か)

まうでく (場所への敬意)(尊いところへと)来る

     (謙譲語か丁寧語か)

奏す 帝、上皇に申し上げる

啓す 中宮皇后、東宮皇太子に申し上げる

 

呼応の副詞

な+連用形+そ(サ変カ変未然形) 〜するな(軽い禁止)

え+未然形+打消 とても〜できない

露+未然形+打消 少しも〜ない

よも+未然形+じ まさか〜まい

さらに+未然形+打消 全然〜ない

 

その他

いかで〈意志、命令、願望が続いて〉どうにかして〜

   〈推量・疑問が続いて〉どうして、どうやって

指示語 かく→この さ→その

に+助詞+あり 「に」は断定の助動詞の連用形

        全体で断定の「なり」の意味

や/か+は 反語になりやすい

月の異名

睦月  むつき  文月  ふみづき

如月  きさらぎ 葉月  はづき

弥生  やよい  長月  ながつき

卯月  うづき  神無月 かんなづき

皐月  さつき  霜月  しもつき

水無月 みなづき 師走  しわす

十二支の時刻表現

0から始まって2n時を真ん中に前後1時間ずつを表す

例:子の時→23時〜1時ごろ

 

読解的部分

露 空から降って神が葉に置いていると考えられた

十五日 太陰暦なので満月の日

長き契り 地上でずっと翁と暮らす因縁のこと

月と地上の差 

月地上

歳を取らず美しい歳を取り醜くいずれ死ぬ

思ふことなし思ふこと=感情あり

言霊 あんなに天人をあんなこんなしてやるぞと言っ

   ていた翁が、名前で呼ばれて名前が知られてい

   る=支配されているとわかった途端敬語まで使

   うようになる

ぬぎ置くきぬ 地上の社会の象徴

天の羽衣 天人の必須物

きぬ着せつる人は心異になり 物思ひなくなりにけり

逢ふ事も涙に 無み「ないので」と掛詞

ふしの山 富士(つはものどもあまた)、(煙が)不尽

むまのはなむけ 船で行くのに馬の鼻向け

あざる 海の近くで戯り、塩があるのに鯘る(腐る)

千年や過ぎにけむ 千年生きる松がなくなっている